Fuzz Productions
モンスター・ラボ
米国発デジタルプロダクト開発企業の子会社化 — モンスター・ラボ × Fuzz Productions
- Sector
- デジタルプロダクト開発 / デジタルトランスフォーメーション / デザインコンサルティング
- Role
- Principal
- Date
- 2019.04.08
案件概要
株式会社モンスター・ラボ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:鮄川宏樹)は、米国ニューヨーク・ブルックリンを本拠とするデジタルプロダクト開発企業 Fuzz Productions, LLC.(以下、Fuzz)の株式を取得し、同社を子会社化しました。本件は2019年4月8日に公表されました。アジア・欧州・北米の主要三大市場での事業展開を推進するという、モンスター・ラボのグローバル戦略におけるマイルストーン取引です。
本件は、WellBear設立以前、共同代表の櫻井勇太が株式会社モンスター・ラボ社内のM&A責任者(プリンシパル)として主導した案件です。WellBearとしてのFA支援案件ではなく、当社チームが事業会社側の当事者として、米国法制下におけるクロスボーダーM&Aを遂行した実績の一例としてご紹介しています。ディール・ストラクチャリング、バリュエーション、交渉、デューディリジェンス、契約実行、クロージングまで、買い手企業の社内責任者として一貫して対応しました。
案件サマリー
- 買い手:株式会社モンスター・ラボ
- 売り手(対象会社):Fuzz Productions, LLC.
- 所在地:対象会社本社 米国ニューヨーク州ブルックリン(支社:コロラド州ボルダー)/買い手本社 東京都渋谷区
- 業種:デジタルプロダクト開発/デジタルトランスフォーメーション
- ストラクチャー:株式取得(子会社化)
- 当社チームの関与:プリンシパル
- 公表日:2019年4月8日
Fuzz Productionsについて
Fuzz Productionsは2001年設立、米国ニューヨーク・ブルックリンを本拠とする受賞歴豊富なデジタルプロダクト開発企業です。約80名のエンジニア、デザイナー、ストラテジスト、プロダクトマネージャーから成るチームが、ユーザー中心設計と最先端テクノロジーを駆使し、リーディングブランドおよび革新的スタートアップのデジタルトランスフォーメーションを実現してきました。Shake Shack、United Technologies、AB InBev、CBRE、Peloton、Potbelly Sandwich Shopなど、米国を代表する企業をクライアントとして抱えています。また、受託開発に加えて、外食チェーン向けのデジタル注文・マーケティング・ロイヤルティプログラムを統合管理する自社プロダクト「Koala」を展開し、Wingstop、Taco Cabana、Papa Murphy'sなどに導入実績を有する、プロダクト × 受託のハイブリッド型エージェンシーです。
株式会社モンスター・ラボについて
モンスター・ラボは、「多様性を活かし、テクノロジーで世界を変える」をミッションに掲げるグローバル・デジタルプロダクト・エージェンシーです。本件公表時点(2019年)でグループ約1,200名、世界15カ国26都市(東京、大阪、松江、福岡、北京、青島、上海、成都、シンガポール、バンコク、ハノイ、ダナン、マニラ、セブ、ダッカ、コペンハーゲン、オーフス、ロンドン、マンチェスター、アムステルダム、ベルリン、プラハ、ドニプロ、ドバイ、ニューヨーク、ボルダー)のエンジニア・クリエイターを活用し、グローバルソーシング事業を展開していました。世界中の最適な拠点で最適な人材を活用し、企業のデジタル領域における戦略的パートナーとして、プロダクトの企画・開発・グロースハック、海外展開支援(ローカライズ、マーケティング)を提供する、特異なグローバル運営モデルを確立していた企業グループです。
本件の戦略的意義
本件M&Aは、モンスター・ラボが標榜する「アジア・欧州・北米の主要三大市場における強固なプレゼンス確立」という世界戦略において、残された最後のピースである北米市場への本格参入を実現する、決定的な取引です。
モンスター・ラボはすでにアジア・欧州において強固な拠点ネットワークを構築していましたが、世界最大のデジタル市場である米国において、現地のエンタープライズクライアントに対して米国チームによるベストインクラスのエンジニアリング・デザインサービスを提供する体制は構築途上でした。Fuzzの子会社化により、モンスター・ラボは米国に実績あるマネジメントチーム、80名規模の専門人材、そしてShake ShackやAB InBevをはじめとする第一級のクライアントポートフォリオを一度に獲得し、北米事業の基盤を一気に確立しました。
同時に、Fuzz側から見ても本件は重要な意義を持つ取引でした。モンスター・ラボグループが有する世界1,100名超のタレントネットワークと結合することにより、Fuzzチームはより大規模なプロジェクトおよびより専門化されたサービス領域に挑戦できる基盤を獲得することとなりました。グローバルとドメスティックの両面での事業機会を追求する能力が、グループ参画によって大きく拡張される形です。
今後の体制
Fuzzは、CEOのナサニエル・トリエネンス氏および既存の経営チームのリーダーシップのもと、従来のブランド、組織、クライアント・パートナーネットワークを維持しながら、モンスター・ラボグループの一員として北米事業を拡大する体制となりました。両社はビジョンと価値観を共有しており、グループのスケールを活用してFuzzチームをさらに拡大・強化していく方針が示されました。
米国でトップレベルのプロダクト開発企業であるFuzz社をグループに迎えられることを大変嬉しく思っております。Fuzzは、Shake Shack、United Technologies、AB InBevといった世界的な大企業のデジタルプロダクト開発を担っている企業です。同社代表のナサニエル氏を中心とした素晴らしい経営チームとビジョンや価値観を共有することで、日本企業のみなさまの欧米展開支援をさらに進めてまいります。
— 株式会社モンスター・ラボ 代表取締役社長CEO 鮄川宏樹 氏
モンスター・ラボグループに加わることは、Fuzzにとって大きな一歩になると思っています。グループ傘下に入ることで、国外の新たな市場への参入や、新たなビジネスの機会創出が見込まれます。代表の鮄川氏やグループ全体で共有するビジョンを尊重し、彼らとともに組織運営に携われることを非常に楽しみにしております。
— Fuzz Productions CEO ナサニエル・トリエネンス 氏
本記事は公開情報に基づいて作成されています(株式会社モンスター・ラボ プレスリリース、2019年4月8日)。非公開の取引条件等は開示しておりません。本件は、WellBear設立以前、共同代表の櫻井勇太がモンスター・ラボ社内のM&A責任者として対応した案件であり、WellBearとしてのFA契約案件ではありません。
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